サイバー攻撃は、パソコンやスマホなどの機械に対して、インターネットを通じて行う攻撃のことを言います。
システムの破壊や情報の改ざん、窃盗を行い企業や個人に多大な悪影響を及ぼしています。
ではなぜサイバー攻撃をするのでしょうか。
理由は概ね以下の5種類に分けられます。
・金銭目的
・国家や企業の妨害やイメージダウン
・政治的主張
・産業スパイ
・愉快犯
インターネットが普及し始めた1990年代は愉快犯が多くを占めておりました。
まだスマートフォンが普及していなかったり、HPにあまり情報を載せられなかったためです。
しかし2010年以降はスマートフォンの普及やダークウェブ(闇サイトとも。MicrosoftEdgeやGoogleChromeなど通常のブラウザでは見れない匿名性の高いウェブサイトで、違法取引や犯罪を助長する情報の場として問題視されています。)の出現によって、サイバー攻撃は収益を上げるためのビジネスへと変わって行きました。
同時にデジタル技術の発達もあり、情報漏洩の規模も大きくなっています。
パソコン1台とインターネット接続さえあれば出来るサイバー攻撃は、現実での犯罪よりはリスクも少なく敷居が低いと言えます。
実際にサイバー攻撃にかける費用の内、7割以上が千円以下のコストで攻撃を仕掛けてくるというデータがあるそうです。
つまりセキュリティの強い所へ高コストをかけるより、低コストで情報セキュリティの弱い所を狙う方が効率的と考えられています。
そのため、パソコンやスマートフォンのOS(オペレーションシステム)更新やソフトウェア・アプリケーションの更新をしない、パスワードが短いままなど情報セキュリティの基本的な所をそのままにしている所が狙われやすいです。
また、迷惑メールの本文内にあるリンクをクリックしたり、悪意ある添付ファイルを開く人も狙われやすいです。
逆に言えば安いコストで狙われるのであれば、安いコストで対策もかなり出来るということになります。
情報セキュリティの基本から対策を進めてコストや手間がかかる、と犯罪者に思いこませて次のターゲットへと移ってもらっていきましょう。
攻撃されない、しにくい状態を維持して安全にインターネットを使っていきましょう。