パソコンやスマートフォンの買い替え時期になると、思う事があるかもしれません。
「まだ使えるし古いままではだめなのだろうか」「何もしなければそのまま使える」「新しくすると使えなくなるアプリがある」
しかし、情報セキュリティの観点からするとダメと言わざるを得ません。
理由としては
①古いパソコンやスマートフォンにある脆弱性の対策や解消
②ストレージ容量やメモリなどの物理的なシステムの限界を切り替える為
③周辺機器が使えなくなってしまうため
となります。
①古いパソコンやスマートフォンにある脆弱性の対策や解消
世の中に悪い事をする人が0人であれば、脆弱性がどれだけあっても問題ないのですが、現実的に悪人0人があり得ない以上、対策や解消をし続けなければなりません。
インターネット接続やUSBメモリを使わなければ安全に使えなくもないですが、Eメールが使えなくなるなど出来る事が大幅に限られてしまいます。
②ストレージ容量やメモリなどの物理的なシステムの限界を切り替える為
Windows11を使うには第8世代以降のCPUが必要で、Windows11が動くためにはメモリが4GB以上必要です。
これらのように新しいアプリやOS(オペレーションシステム)は、新しい時代になるにつれて必要な性能が高くなっていく傾向があります。
出来る事が増えたりしてデータ容量が大きくなると、どこかで新しい規格のものにしないと限界が来てしまいます。
③周辺機器が使えなくなってしまうため
外付けハードディスクやプリンターなど、サポート期間が終了したOS(オペレーションシステム)への対応が徐々に終わって行きます。
差込口についてもUSBタイプAの四角い差込口から、USBタイプCの平たい楕円の差込口に今現在変わりつつあり、新発売の機械が接続できなかったりしてきています。
また、機械本体や周辺機器も新しいものが毎年開発されている為、相対的に現状維持ではなく古くなってしまいます。
これはパソコンやスマートフォンに限らず、交通インフラや車、家、家電なども似たようなもので
古いものを安全なまま使えるようにするコストや、新しいものと古いものを同じように使えるコストが高くなりやすいです。
ある程度までは古いものを使いまわせますが、法改正やコストの面で新しいものに切り替える必要が出てきます。
技術の発展に伴って、様々なものが便利になってきています。⇒
その便利さを利用した悪人が出てきたりと対策も必要です。
今ある機能で十分間に合っている、と思いがちですが新しい機能の楽しさへ意識を向けていきたいものです。