メールにご注意
ほとんどの企業でメールは日常的に使われているため、メールに対する情報セキュリティ対策がとても重要です。
特にメールを悪用した攻撃による被害が年々増加傾向にあり、対策をしていく必要があります。
気を付ける必要があるのは以下の3種類です。
①迷惑メール
ほぼ毎日目にするのが迷惑メールで、勝手に送り付けてくる宣伝メールや営業メール、詐欺メールなどのことです。
Webサイト上で公開しているメールアドレスや、メールマガジンなどへ登録したアドレスへ送られてくることが多いです。
大量にメールが送られてくるため、メールの受信ボックス容量がいっぱいになって必要なメールが届かないことや、不要なメールが多すぎて見落としてしまうことにも繋がります。
対策としては、メインで使うメールアドレスと登録用のアドレスで2つに分けて運用する方法と、迷惑メール設定・迷惑メールフィルター設定をする方法です。
・メールアドレスを2つ使う方法
取引先相手など限られた人とやり取りする専用のメインのメールアドレスと、GmailやYahooメールなど無料で作れるメールアドレスを使います。
毎日見るのはメインのメールアドレスのみで、登録用のメールアドレスは登録時だけ使ってそれ以外は使わないようにすれば迷惑メールで必要なメールが届かないで見落とすことがかなりなくなります。
・迷惑メール設定、迷惑メールフィルター設定
メールのサーバーやメールアプリから設定が出来ます。
各サーバーやメールアプリによって設定方法が違いますが、「アプリ名やサーバー名 迷惑メール」と検索するとだいたい方法が出てきます。
簡単に設定出来るものもありますが、パソコンに詳しい方にお願いした方が確実です。
さらに、ウイルス感染を目的としたファイルを添付しているものや、情報を盗むフィッシングメールなども迷惑メールに分類されます。
フィッシングメールは、公式サイトを装った偽サイトに誘導して、アカウントやパスワードなどの情報を盗もうとする詐欺メールです。
Amazonや楽天、銀行や宅配業者を装ったものが多く、自社で利用しているサーバーやクラウドサービスの公式サイトを装うこともあります。
対策としては、メールを開かず無視や削除が一番ですが、開かざるを得ない場合は添付ファイルやメール本文内にあるURLは絶対にクリックしない、返信しないようにしましょう。
どうしてもメールに記されているサイトを見ないといけない場合はブラウザを立ち上げて関連する単語で検索してから見るようにすることで安全性が高まります。
②標的型攻撃メール
特定の企業や団体の個人情報や機密情報などを標的として狙ったメールの攻撃です。
標的型攻撃メールは請求書や問い合わせなどの業務連絡メールを装って、添付ファイルやURLを送ってきます。
そしてメールの添付ファイルやURLを開いた瞬間にマルウェア(悪さをするソフトウェア)に感染します。
近年はランサムウェアと呼ばれるマルウェアの被害が増えていて、感染するとパソコン内のファイルやパソコンそのものがロックされて利用不可能になります。
そのあと、ファイルやパソコンを使えるようにすると連絡が来て金銭を要求してきます。
実際に金銭を支払っても使えるようになるとは限らない為、金銭の支払いをしないよう呼び掛けられています。
対策としてはお問合せや業務連絡メールなどどうしても開かないといけない場合は添付ファイルや画像データはウィルスセキュリティソフトでスキャンしてから開くようにしましょう。
万が一の感染時にもバックアップが無事なら復旧が出来るので、定期的なバックアップも大事です。
③また、全般的な対策としてウイルスセキュリティソフトをインストールしておくと安全性が高まります。
もしパソコンがウィルス等に感染してもウィルスセキュリティソフトを導入していれば、除去してくれたり他のパソコンに被害が広がるのを防ぐことができます。
万が一URLをクリックした場合も安全でないと警告が出たり、ウィルスセキュリティソフトが感染を防いでくれることもあります。
企業のメールセキュリティ対策の基本として、ウイルスセキュリティソフトのインストールはとても大事です。
メールを悪用したサイバー攻撃による被害が、どんどん増えてきています。
毎日使うため標的になりやすく、対策をしなければ重大な被害に遭ってしまいます。
企業にとってなくてはならないメールだからこそ、情報セキュリティ対策の強化が必要です。
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